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【開催レポート】GEMS 東北応援・ホタテ 食べて応援キャンペーン ~都市と漁港を“食”でつなぐ2週間~

■ 概要:東北の海の恵みを都市の食卓へ

2023年12月1日(金)〜15日(金)の2週間、野村不動産コマース株式会社が運営する都市型商業施設「GEMS」全15棟・99店舗にて、「GEMS 東北応援・ホタテ 食べて応援キャンペーン」が開催されました 。

本キャンペーンでは、岩手県大船渡市・小石浜漁港(綾里漁協)で水揚げされた “恋し浜ホタテ” を活用し、各店舗が独自の創作メニューを展開。

中国の日本産水産物輸入停止の影響により滞留しているホタテの国内消費拡大を支援する取り組みとして行われました。


▲ 今回提供された「活ホタテ」はすべて、殻付き・冷凍なしの鮮魚流通


■ 提供内容:活ホタテを2度に分けて配送

参加した全99店舗には、合計約1トンにおよぶ殻付きの「活ホタテ」が2回に分けて配送されました(1回5kg×2回)。

  • 配送日:①12月1日、②12月8日

  • 内容:冷凍ではない「活」状態のホタテ(すべて殻付き)

  • 生産地:岩手県大船渡市 小石浜漁港(綾里漁協)

  • 提供協力:株式会社海遊、現地漁業協同組合

GEMS各店舗では、刺身・グリル・炙り焼き・カルパッチョなどの形でホタテメニューが登場し、
「食べて応援」のかたちで消費支援の輪が都市部に広がりました



▲ 店舗メニュー例:シンプルな網焼きで素材の旨味を最大限に


■ 生産者の想いを届ける

本フェアで使用された「恋し浜ホタテ」は、三陸リアス式海岸の地形と、山からの栄養豊富な水流が育てたブランドホタテ

身が厚く甘みが強いのが特徴で、東日本大震災後の復興支援を経て高品質な海産物の産地として注目されています。

現地漁港ではホタテの選別・パッキング作業が丁寧に行われ、最短で翌日にGEMSの各店舗へ届けられました。


▲ 岩手県大船渡市・小石浜漁港の水揚げ施設


■ キャンペーンの背景と社会的意義

この取り組みは、政府および経団連が呼びかける**「国産水産物の消費支援」運動**に賛同するかたちで企画されたものです。

  • 背景:2023年、処理水放出後の影響による中国の輸入規制

  • 結果:冷凍ホタテの輸出困難により、国内在庫が大幅増加

  • 呼びかけ:農林水産省「一人5粒のホタテ消費で貢献を」

GEMSでは「飲食店からできる支援」として、実際に活ホタテを使用し、店舗を通じて生産地の情報や想いを消費者へ届けました。


■ 都市と漁村を“食”でつなぐ継続的な仕組みへ

GEMSでは今後も、「食を通じた地域連携」を継続的に推進する方針を掲げています。

今回のような一次産業支援キャンペーンは、都市の飲食店ネットワークと漁港を結ぶ好例であり、
消費者の“おいしい”が、産地の“うれしい”につながる循環の実現に寄与しています。