愛媛の豊かな食材!新鮮な青果と希少ブランド豚の魅力

一年中新鮮な青果を提供する沢井青果

最初に訪れたのは、愛媛県大洲市にある「沢井青果」。
温かい笑顔で迎えてくれた澤井さんに、沢井青果で取り扱っている地元野菜・果物についてお話を伺いました。

澤井さん「私たちは、愛媛県の旬の野菜・果物を中心に販売しています。
目指しているのは、消費者の方々に『沢井青果の野菜なら安心して食べられる』と言っていただくことです。そのために、日々の安全管理に努めています。
また、豊富な品揃えが自慢で、県外育ちの新鮮な野菜や果物も全国に届けております」
石川「それは素晴らしいですね。そんな豊富な品揃えのなかでも、人気商品はありますか?」
澤井さん「今の時期だと、瀬戸内レモンが特に人気です。冷凍した瀬戸内レモンをソーダなどに入れて飲んでみてくださいさっぱりして夏の暑い時期にオススメですよ」
瀬戸内の温暖な気候とミネラルを含んだ海風など、柑橘の栽培に適した環境の大洲市では、みかんだけではなくレモンも絶品です。

澤井さん「レモンは栄養満点のフルーツです。
ビタミンC含有量は柑橘類の中でもトップクラスで、クエン酸やカルシウムなども豊富に含まれています。これらの栄養素は、疲労回復や美肌効果も期待できますよ。
国産レモンの旬は9月から1月ごろですが、旬の時期に急速冷凍することで、一年中新鮮な美味しいレモンをお届けしています。
冷凍レモンは生のレモンよりも長期保存が可能なので、必要な分だけ解凍すればいつでもおいしく召し上がれます。
さらに、冷凍レモンはアレンジも自由自在です。
サワーやカクテルに入れるとじんわりと冷たさが広がり氷の代わりにもなりますし、炭酸を注いで甘みを加えるとひんやりとしたレモンスカッシュの完成です」
石川「聞いているだけで喉が乾いてきました。まさにこれからの季節にピッタリですね。
旬より少し早い夏の時期にも、フレッシュなレモンの美味しさを楽しめるのは嬉しいです」
澤井さん「冷凍することで変わらない美味しさを届けると同時に、アレンジの幅も広がり、生活者の皆さんにもっとレモンを楽しんでいただけると思っています」

沢井青果では、レモンだけでなく冷凍施設を活用し、いちごやキウイなども急速冷凍しています。
旬の時期に収穫した新鮮なフルーツを最高の状態で保存し、生活者へと届けることができるそうです。
石川「次回のフェア開催に向けて、澤井さんがおすすめする旬の野菜はありますか?」
澤井さん「フェアに合わせるなら、絹かわなすがおすすめです。
絹かわなすは、絹のように美しい光沢のある柔らかな果皮に包まれており、果肉はほのかに甘くジューシーで、アクや種がほとんどありません。
その美味しさは著名な料理人の方からも高く評価されています」
絹かわなすについては、7月29日に掲載予定の「GEMSのシェフが行く!第三弾」にて、シェフたちが実食を交えてその味や魅力を語っている様子をお届けします。
絹かわなすを料理のプロがどのように評価しているのか、お楽しみに。
愛媛のブランド産品「甘とろ豚」を求めビージョイへ

次に訪れたのは、畜産・水産事業を展開している株式会社ビージョイ
大規模な農場(養牛・養豚・養鶏)や食肉処理加工工場を有し、生産から加工、販売まで一貫して手がけています。
GEMSのシェフたちが「ビージョイ」を訪れた記事はこちら。
食のプロフェッショナルたちが体験した美味しさと品質の秘密「GEMSのシェフが行く!」第2弾

案内役の担当者に温かく迎えていただき、ビージョイが取り扱っている愛媛のブランド産品「甘とろ豚」について説明してもらいました。
ビージョイ担当者「甘とろ豚は、愛媛県が主体となり開発したブランド豚です。
国内に500頭しかいない世界的にも希少種とされる中ヨークシャ種の雄とランドレース×大ヨークシャのメスを交配して誕生しました。その希少性から、販売会社も1社のみに限定されており、生産者は県内で5軒のみです」
石川「それほど希少な豚肉なんですね。どのような飼育環境で育てられているんですか?」
ビージョイ担当者「ストレスの少ない環境で大切に育てられています。飼料にもこだわっており、地元の裸麦を使った栄養豊富な飼料を与えています。裸麦は玄米よりカルシウムが豊富で、食物繊維は白米の10倍以上あり、甘とろ豚の上質な肉質をじっくりと育んでいます。
赤身は程よくサシが入りジューシーで柔らかく、脂身は白く滑らかな口溶けで臭みがないのが特徴です」
石川「地元の裸麦を使った飼料で育てられているとは、愛媛ならではのこだわりを感じます」
厳重な品質管理を行う加工場

「甘とろ豚」の説明を受けた後、私たちは加工場へと向かいました。
ビージョイの加工場では、肉の処理からパッケージングまで、すべての工程が厳重な品質管理のもとで行われています。

見学前には靴の履き替えを行い、帽子(ネット)やマスクを着用します。
髪の毛などが食品に入らないように注意を求められ、工場内では手洗いやアルコール消毒はもちろん、入退室管理や体調管理なども厳重に行われました。
ビージョイ担当者「私たちは、品質管理に細心の注意を払っています。食品が安全に消費者のもとへ届くためには、生産から加工、流通に至るまでのすべての過程において厳格な管理が必要です」

工場内では最新の機械が稼働し、効率的かつ衛生的に食肉の処理が行われていました。
ビージョイでは豚肉以外にも、愛媛県が誇るブランド牛・伊予牛「絹の味」も取り扱っています。

ビージョイ担当者「こちらはリブロースの部位です。肉質が厚く、脂肪が網の目のように細かく入った霜降り肉で、肉色は薄く味は淡白です。すき焼やしゃぶしゃぶで食べるのがおすすめ。ローストビーフにしても美味しいですよ」
また、ビージョイではウインナーやハムなどの加工品製造も行っています。

愛媛県内のスーパーではおなじみの「伊予ウインナー」や「松山ウインナー」をはじめ、種類豊富なオリジナルウインナーは選び抜かれた原材料を使用し、じっくり時間をかけて旨みをとじこめる製法で作られています。
外はパリッ、中はジュワッと濃厚な肉汁が溢れる人気商品です。
私たちは愛媛県の食材の豊かさと品質管理の徹底ぶりに驚きながら見学を終えました。
豚肉、牛肉、加工品に至るまで、すべてが厳しい管理のもとで生産されており、食の安全性と美味しさを両立するための創意工夫を随所に感じます。
今回の訪問で、愛媛県の食材が持つポテンシャルとそれを支える生産者の努力に触れることができました。
フェアを通じて、皆さんにもぜひ愛媛の食材を味わっていただきたいです。
沢井青果有限会社さん
県外県内の新鮮な野菜や果物などの青果を販売し、全国へお届けしています。
その他に、輸入野菜や果実の取り扱いも行っており、夏季限定でかき氷の販売も開始しています。
「沢井青果の野菜なら安心して食べられる。」と言っていただけるよう、日々、安全管理に努めています。
株式会社ビージョイさん
創業1950年(昭和25年)家畜飼料の販売からスタートし、順調に事業を拡大して
現在ではグループ売上高(年商)400億円を超えるまでに成長した企業です。
オリジナルブランド商品の確立や県産ブランドである「媛っこ地鶏」「愛媛甘とろ豚」を販売推進するなど、
愛媛にとどまらず、日本の畜産、食肉業界のさらなる発展に貢献しています。
実際のフェアでどの食材が提供されるかは現在検討中!