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明治15年創業、老舗醤油店が地元の柑橘から生んだヒット商品。キーワードは「伝統×挑戦」

野村不動産コマースとRettyはこれまで「GEMS×長野フェア」「GEMS酒蔵応援祭」「GEMS×高知フェア」でのコラボ企画を実現し、
両社で地方創生、第一次産業を担うみなさまの後押しに取り組んできました。

グルメに関心の高いRettyユーザーさんと飲食店・第一次産業との接点を生み、双方の生の声を届け合うことのできる点が参加者に好評です。

さて、この両社のコラボ企画の次の舞台は愛媛県!
実は愛媛県はRetty代表武田の出身地でもあります。そこで、今回は武田自らさまざまな産地に足を運び、次回のフェアで取り扱う商品を発掘することにしました。
この記事ではそんな旅路を追いかけるとともに、地域の豊かな食材や愛媛が誇る魅力をお伝えします!

※これまでの野村不動産コマースとの取り組み
<GEMS×長野フェア> https://campaign.retty.me/gems_nagano/
<GEMS×高知フェア> https://campaign.retty.me/gems_kochi/

産地巡りの旅は、松山空港からスタート


Retty代表の武田が愛媛の魅力を伝えるべく、松山空港に到着しました。

お出迎えしてくれたのは、愛媛県のゆるキャラ「みきゃん」。
笑顔で出迎えてくれる姿は愛媛のおもてなしの心を象徴しています。

武田「これからの旅がますます楽しみになったね!」

「みきゃん」の愛らしい姿に触れ、笑顔で話しています。

愛媛県庁の皆様にお出迎えいただきました

みきゃんと戯れるのも束の間、愛媛県の職員の方よりご丁寧にお出迎えいただきました。
産直事業に取り組まれているグローバルフーズさんとも合流し、さっそく産地開拓めぐりへ!

2日間で計7ヶ所の産地へ訪問します。

どんな魅力あふれる産地が私たちを待っているのでしょうか。

<株式会社グローバルフーズのご紹介>
https://www.global-foods.co.jp/

明治15年創業の老舗醤油店へ


記念すべき産地訪問の1ヶ所目は、宇和島市にある「旭合名会社」さんです。
旭合名会社は明治15年に創業した地元に根付くお醤油屋さんです。

車を降りるとすぐにいい香りが。

武田「とても香ばしいお醤油の良い香りがしますね。建物も雰囲気があります」

※家屋の中の様子がこちら

出迎えてくださったのは素敵なご夫婦。旭合名会社の中川さん夫妻です。
お二人に商品のご紹介をしていただきました。

※右:(夫)中川 賢左衛門さん
左:(妻)中川 美保さん

宇和島産ブラッドオレンジジュースは高級品種「モロ」100%

中川さんが手に取ったのは、瓶に詰められた鮮やかな色のジュース。

武田「お醤油屋さんなのにジュースですか?」

中川さん「実家が農園でして、そこで収穫されたこだわりの柑橘を原料に、お醤油以外の商品もさまざま開発しています」

ご紹介いただいたのは宇和島産ブラッドオレンジジュースです。
ブラッドオレンジには「モロ」と「タロッコ」という2つの代表的な品種がありますが、こちらのジュースではモロだけを100%使用しているそうです。

モロはブラッドオレンジの中でも最も赤みが強く、コクのある甘み・濃厚な香り・すっきりとした酸味と豊かな風味が特徴です。
一方、タロッコはブラッドオレンジの中では最も甘みが強く、酸味もあり、とても濃厚な味が特徴です。 果肉はオレンジ色の中にほんのり赤紫色が入ります。

実際にジュースに使用されているモロを試食させてもらいました。

武田「果肉の赤みが非常に濃い。皮の部分まで赤いですね」

中川さん「ここまで濃く色の出てるものは無いと言われています」

武田「ここまで濃厚なオレンジを絞ったジュースとは、非常に贅沢ですね」

中川さん「東京銀座の高級レストランのウェルカムドリンクとして提供されるなど高級感たっぷりのジュースなんですよ。ぜひ飲んでみてください。」 

武田「いただきます!」

武田「うまいっっっ!!」

ジュースを一口いただき、思わず目を見開く武田。

武田「ブラッドオレンジの爽やかな酸味もあって、一口飲んだ瞬間に贅沢さを感じます」

手元のカップはいつの間にか空っぽです。

中川さん「よかったです。他のオレンジを絞っている方からも、なんでこんなに濃い色が出るんだと言われるんですよ。お酒を飲まない人が、ワイングラスに注いでノンアルコールワインのように楽しんでいますと言っていました」

武田「本当だ、ワインのように見えますね。初めての体験する色と味わいでした」

愛媛の自然が育んだ贅沢な味わいが堪能できました。

口の中で味変する「ふりかけポン酢」

次にご紹介いただいたのは「ふりかけポン酢」。

武田「ポン酢なのにふりかけですか?」

美保さん「そうです、あのご飯にかけるふりかけです。ポン酢は液体という固定観念を捨てて生まれた固形のポン酢なんです」

武田「なぜ固形にされたんですか?」

美保さん「たとえばお豆腐にポン酢をかけても流れ落ちてしまって味をあまり感じなかった、なんてことはありませんか。
お刺身やサラダなどもそうなのですが、液体だとうまく味が乗らないシーンがあります。
それなら固形にして、食材に乗せて一緒に食べていただければいいじゃないと思って、試行錯誤の末にふりかけポン酢が生まれました」

武田「実際にポン酢を使う時の小さな不便さに着目して生まれた、ユニークな商品ですね」

美保さん「液体のポン酢をお魚にかけると、食材本来の味がポン酢に負けてしまうこともありますよね。ふりかけポン酢は噛まないと酸味や円味を感じないので、お魚の味と柑橘の味をそれぞれしっかり味わえるんですよ」

白飯にはもちろん、どんな料理にもふりかけてくださいとのことで、旭さんのふりかけは特に柑橘の香りを感じることができるそう。
時間がたつと熱に溶け、すだちの香りがさらに際立ちます。
口の中で味が変化していくことから、飽きないポン酢としても非常に人気が高い商品です。

妻の美保さんの紹介で、この商品の素晴らしさを知ることができました。

武田「液体のポン酢では味わえない新たな体験が魅力的ですね!」

これからの季節、さまざまな料理に活用して、新しい味わいを楽しみたいですね。

明治時代から受け継がれる伝統のお醤油を尊重しつつ、農園の資源を活かし、他にはない調味料やジュースを生み出すという挑戦に取り組まれている姿は、本当に素晴らしいと感じました!

そして、何よりご夫婦それぞれの力が合わさってたくさんの商品が生まれているのがとても素敵で、これからのお二人の挑戦がとても楽しみです。

取材のご協力のほど、誠にありがとうございました。

旭合名会社さん


公式ホームページ

旭合名会社は明治15年に創業し、お醤油屋として地元に根付かれてきました。

また、旭湯醸造場は文化庁より貴重な国民的財産として、有形文化財にも登録されています。

お客様の食卓に笑顔をお届けできるようにをモットーに、お客様からの「美味しい。ありがとう」の言葉と笑顔に感謝して日々商品を開発、製造している会社です。

実際のフェアでどの食材が皆様に届けられるかは現在検討中!

次の産地は「タイチ」さんです!お楽しみに!